空飛ぶソイ・ソーセージの全て

日々の記録をぐずぐずにしたうえで一本、腸詰に仕上げたソイ・ソーセージが空を飛ぶわけがない、中身なんてないから。

今日の俳句

電線

雲と見紛う鷺糞をしとど降らす

罪悪感

夏は夜ダッツ半分残しけり

ライブハウス

紫煙越し 会釈返して 精一杯

勝手の分からない町

炭酸水 買ったお店の 地下がそこ

雨宿り

藤棚だいっそ降るなら降りやがれ

地下鉄

折りたたみ傘の穂先に気を遣い

朝の畑

ミニトマトの後光を背負って草むしり

古本100円

赤茶けた行の流れを紙魚昇り

朝の景その2

にわか雨叩き起こさる油蝉

え、降りました、今日?

雨上がり皆空籤の阿弥陀籤

前からいきなり来たので

油蝉肩、払われてブブブブブブ

朝の景

白線の内側に喇蛄の左手

お裾分け

茄子、きゅうり、トマト名無しのビニルの袋

公衆便所にて

風鈴の口にがっぷり蜘蛛一匹

コンビニでワインが980円にて買える世の中

踵、勝手にカシューナッツを潰してた

頸振っ抵抗

蟻も蚯蚓も まごつく 湿度100%

若作りの罪

蚊、踝を掻く爪に溜まるあか

朝にボタン付き信号を待っていて

フナ路傍鱗ファンタにテカリけり