空飛ぶソイ・ソーセージの全て

日々の記録をぐずぐずにしたうえで一本、腸詰に仕上げたソイ・ソーセージが空を飛ぶわけがない、中身なんてないから。

あんどーなっつの話

んどーなっつって甘すぎませんか。要はあれってバター・小麦粉・砂糖を混ぜた生地で餡子を包んで油で揚げて、そのうえ更に粉砂糖をぱらりとまぶしたお菓子なわけで、もちろんバリエーションは色々あって、例えば中身は小倉やうぐいす、隠元豆に薩摩芋、南瓜なんかもありましたね、それに仕上げの白糖の有無も、議論の的となりそうですが、それにしてもちょっとあの甘さはどうかと思いますね。なのに割とよく手に入る。コンビニやスーパーの製菓コーナーはもとより、地域密着型のベーカリーのレジ横から高速道路パーキングエリアのお土産コーナーまで、酒屋の店頭に積まれた段ボール箱に乗せられたパック詰めのお徳用も、専門店で出来立て熱々のやつも、言葉の定義をもの凄ォく広く取れば同じあんどーなっつであることは変わりなくて、どれもそれなりに美味しくて、とはいえこんな和菓子・洋菓子のアマルガムみたいな、きっと出自も曖昧な、胡散臭い甘味がこんなにも、こんなにも普及しているなんて、取り合わせの妙なのか、それともクロワッサンドーナッツが一時期流行になったことを踏まえれば、ドーナッツの包容力が偉大なのか、それともいかなる素材も餡子たらしめるプロテウスの如き変幻自在な餡子の妖力が深淵なのか、知りませんけれども、その人気定着の一方で、ふと本腰を入れてあんどーなっつについて冷静に考えてみればみるほど、やっぱりどうかと思うわけです、特にただでさえ甘いどーなっつに餡子を入れようなんて発想の奇矯さ、屋上屋根を突き抜けている過剰さには、何か裏があるのではと、何か暗い背景や黒い思惑をごまかそうとでもしているのかと、勘ぐりたくもなりますね、何もないと思いますけど。