空飛ぶソイ・ソーセージの全て

日々の記録をぐずぐずにしたうえで一本、腸詰に仕上げたソイ・ソーセージが空を飛ぶわけがない、中身なんてないから。

2017年6月10日(土)

 起床と同時にどつぼにはまる。なかなか食堂から抜け出すことができない。
 最近季節外れの天気が多すぎやしませんか。季節外れの天気をズバリ予報してこその天気予報ではないかとおもうけれどもこれも予想を外しがちだから、その結果自身の経験も天気予報も当てにはできなくって、ええい、いいやって自棄になって勢いで飛び出し傘を忘れてぐずぐずになる。そんなとき仮構される「傘がなかった時代」には人はどうやって雨をしのいでいたのだろうか、手でだろうか、とここで思い出すのは昔話に出ていた男のことで、彼は両手を頭上で高速をもってふり回すことで雨粒を弾き飛ばして自身が濡れるのを防いでいた。一体どのような話の流れでこの男がこんな芸を披露したのやら謎だけれども、それはいったん措きあいつにできるのなら自分にもってんでめちゃくちゃに腕をぶん回したい、けれどもできない。凍てつくような世間の視線、恥。しかし皆がやっているからって傘をさして歩くのだって尋常なことではなく、もし遠い未来雨が降らなくなったとき、博物館に「傘をさす人」みたいな展示がなされる、なんて場面を想像するとその可笑しさ奇矯さたるや笑っちゃうぜはは、よっぽどこちらのが恥ずかしいのではははは、と考えている間にも濡鼠、ちゅうと鳴く巨大な猫に無駄に。
 帰宅風呂焼きそば昏睡。